こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は、エンディングノートでは「お金」は残さないを知っておこうについて
終活ブームのエンディングノート
相続関係のセミナーを受けたり、相続診断士として自分自身がセミナーをしたりする時に欠かせないのが
「エンディングノート」
度々、話題として出しているのですが
どうしても相続の話を一般の方に話そうとした時に相続対策のテクニック的なことや遺言書について話をしようとした時に、相続についてあまり知識がない方を対象とした場合、専門的な話をするのは聞き手にとってもハードルが高かったりします。
あるいは、話は分かるけど、自分自身に置き換えた場合は、専門家の意見を聞かずに遺言書等を作成することはやはり難しかったりします。
そういった場合に、出来るだけ個人個人が相続に対してまず「出来る」事として、
就活のための整理ができる書き込み式書籍としての
エンディングノートは有効なんですね。
ただ、注意点はせっかく書いたエンディングノートは法的効力がない事
これは伝える側としても念を推して伝えなければなりません。
エンディングノートは自分の日記帳や手紙と同じですと。
極論すればエンディングノートでは
あなたの大切な家族に「お金」を残すことができないのです。
じゃあエンディングノートを書くことは無駄なんですか?
と言われると、無駄ではないと答えます。
エンディングノート書いて終わり、先にあるもの
エンディングノート自体は、法的効力はないですが、
「自分の考えの整理に使うもの」
として大切なものです。
自分の人生と向き合い、人生の棚卸しをする事は、終活をする上でも大切なことの一つです。
ある顧問先のお客さんも、自分の人生を振り返りながら話をされていた時はやはり楽しそうに話をされていました。
既に亡くなった旦那へ
子供達へ
孫たちへ
それぞれにエピソードがあり、大切な思い出です。
そういった
「思いの整理」
をエンディングノートを通じて作成した時に、初めて具体的な対策に入る前の下準備ができるのかなと思います。
相続時に問題が生じる可能性が具体的にあればそれに対して対策を打ちます。
ただ、多くの方は問題意識を持っていないのですから、まずは
「想いの整理」で下準備をしたうえで
「誰に何を残すのか」
を具体的に考えるのが大切です。
そういった意味で、エンディングノートを書く意味は非常に大きな意味を持ちます。
エンディングノート=法的効力がない
事を知った上で、書いた後のその先を見る大切さが必要かと思います。
まとめ
エンディングノートの書く意味。
想いの整理が大事であり、それができた上で初めて将来の相続について考える下準備ができます。
書いただけでは、お金は残せませんが、その先に繋げる重要な役割を果たしています。
【編集後記】
週末は四国は台風一過。
住んでいる家も台風で夕方に1時間ほど停電になりました。
停電中の娘(2歳5カ月)の恐がりようは微笑ましいものがあります^_^