こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は、税理士の頭の中(パソコンの中)を覗いてみよう
井ノ上陽一氏著の新刊2冊
税理士受験生時代は他人の答案と解答方法を覗きたかった
税理士受験生時代の話です。
簿記・財務諸表を勉強し始めた1年目、2年目の時。
特に勉強初年度に関しては、専門学校で学んだ事を覚えるのに必死だったので、勉強方法や解答方法は特に意識しなかったんですね。
ただ、2年目、3年目になると上位陣と自分自身との間で、成績に差が出てきます。
知識は上位陣と差はないはずなのに、演習等ではどんなに頑張っても上位陣に勝てなかったり
という時があります。
その時に考えたのが
演習量が足りないのか?
書くスピードが遅いのか?
解答方法が悪いのか?
という事。
10年以上前はインターネット上でも税理士試験の演習の解き方等は出ていなかった(検索でヒットさせる事が出来なかった)ので
恥を忍んで専門学校にいる上位陣、または既に合格した人に聞いて見ました。
「どういう風に2時間演習を解いていますか?」
と。
そうすると合格済みの人は喜んで教えてくれます。
最初の5分間は全体を俯瞰する
読み間違えをしないように蛍光ペン、色ペンを使う
解く順番
メモの取り方
省略できる部分等
講師からもある程度は問題の解き方を教えられていたのですが、
それは受講生の全体のレベルに合わせた解き方であって
上位陣に入るような解き方は別にあったりするわけですね
聞いた時にはまさに
「目から鱗」
自分の出来なさ度合いと共に、新たな扉を開いた感じでした。
その後、成績も伸びて簿記・財務諸表は合格。
税方科目に入ってからも官報合格するまでに
行き詰まった時は
他人に聞いて
「真似る」
事を心がけてきました。
税理士として「真似ぶ」
前置き長くなりましたが
ひとり税理士の著書である井ノ上陽一氏
新刊がなんと2冊も出ました。
『ひとり税理士のIT仕事術』
『フリーランスとひとり社長のための経理をエクセルでトコトン楽にする本』
『ひとり税理士のIT仕事術』
はターゲットをひとり税理士に絞って
今のIT仕事術
を実践を通して丁寧に伝授しています。
『フリーランスとひとり税理士のための経理をエクセルでトコトン楽にする本』
についてはいわゆるエクセル本ですが
他の技術的なエクセル本とは異なり
フリーランスとひとり税理士に
エクセルで
経理に限定して
楽にする為の最低限2割の知識
に絞って書かれています。
一般ビジネスマン向けやできるシリーズとは異なった著書です。
そして、この2冊、現役の税理士でも
知らない
出来ていない
事が沢山あります。
僕の友人税理士でブログにて
ダサダサIT
というカテゴリーで書いている方もいたのですが、長い間税理士事務所に従事していても出来ていない事って沢山あります。
そのうえで、東京のひとり税理士として活躍している井ノ上さんの頭の中(パソコンの中)を本書を通して知って、学べる事は大きいです。
冒頭の税理士受験生時代にも出た
優秀な税理士の方
最先端のIT仕事術
を学んで、真似る
事はこれからの時代において必要な事かと思います。
まとめ
著書である井ノ上氏からも
「読み終わった後に実行しつつ、繰り返し読んで欲しい」
と書いてありました。
経理をエクセルで楽にする
IT仕事術
も他のビジネス本や自己啓発本等と比べても
読んで納得して終わりではないと思います。
読んで→学んで→実践→繰り返す
が求められています。
僕は
『真似ぶ』
と言っているのですが、
他人の行動を真似ることで基本の土台ができた後、さらに各個人が応用力がつくのではないのかなと思います。
「エクセルでの経理効率化やIT仕事術なんてビジネススキルの基本だよね」
と、言える人がどんどん出てくることも著者が望んでいることと勝手に想像しています^_^
【編集後記】
土曜日は、義弟夫婦と家族で川魚釣り、川魚料理へ。
釣った魚をすぐ料理してくれるので娘(2歳3ヶ月)も大喜びでした^_^