こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は税理士会の税務支援対策部について
2017年度の税理士会支部からのアンケートより
税務支援とは
今年税理士登録してから税理士会の支部からの依頼が多くなっています。
なかでも業務が多いのが税務支援。
案外知らない人も多い税務支援とは。
税務支援とは
申告納税制度の維持・発展に寄与すべく、「税務支援」事業に取り組んでいます。これは、経済的理由により税理士に依頼できない小規模納税者や税理士会が地域の実情等を考慮して援助が必要と認めた方を対象として、無償又は著しく低い報酬で税務相談等を行うものです。
日本税理士連合会のHPより
申告納税制度維持・発展を目的として個人の税務支援を行なっていきましょうということです。
そしてこれは様々な団体と連携しており
1.税理士会が主体的に行う「独自事業」
2.国税局が行う委託事業を税理士会が受託する「受託事業」
3.商工会議所や青色申告会が主催して行う無料相談会に税理士を派遣して実施する「協議派遣事業」
に分かれています。
税理士会支部からの依頼
税理士会の支部の年度変わりも5月を境に行われますので、税務支援対策部よりアンケート用紙的なものが5月に行われます。
依頼は2017年度の税務支援として
1.個別指導による記帳指導
2.商工会等派遣税理士
3.農協等派遣税理士
4.所得400万円超の関与
5.特設会場での委嘱税理士
6.租税教室等の講師派遣
に参加するか否か?
全て参加希望に◯をしていたのですが、
6.租税教室等の派遣講師
以外は全て担当となりました。
独立間もない税理士が行うような参加希望だったのですが、
地方では他の税理士が高齢になりつつある
または
通常業務が多忙である
等の理由により、税理士の人員も少ないため、ほぼ希望通りの担当になったのではないのかなと思います。
個人的には租税教室等の派遣講師やりたかったんですけどね。
個別指導方式による記帳フォローの業務
差し当たって先日所属している税務署より呼び出しがあり
個別指導方式による記帳指導(以下記帳フォロー)
の業務依頼がありました。
件数はひとりの担当税理士あたり、5名の個人確定申告の記帳フォローとの事です。
リストをもらい、多くは青色申告承認申請者を昨年出したばかりなので、記帳業務をフォローする事を目的としています。
個人の確定申告書を提出すべき方は税理士を無償または低額で依頼する事が出来るため、
毎年多くの方が記帳フォロー要望を出しているとのことです。
受ける税理士側も全4回で、1回あたり90分程度でフォローをする必要があるので短い時間に的確に相談、指摘をする必要があります。
ほぼ無償での記帳フォローは今の立ち位置であれば
上手くいっても、
上手くいかなくても
やる必要はあるのかなと思います。
やるべき業務なのか、やらない業務なのかは先ずは従事してから考えていきたいと思います。
まとめ
日本税理士連合会では税務支援があります。
これは日本全国の各税理士会支部にて執り行われているのですが、目的は
申告納税制度の維持、発展にあります。
納税者側は会計業務は当初誰に頼んだらいいのか分からない場合もあるので、こういった制度も上手く活用するのも良いかと思います。
無償や低額料金はメリットかもしれませんが
受ける側も依頼する側も選ぶ権利がないので、当たり外れが出てくる(必ずしも画一的なサービスではない)はデメリットかと思います。
【編集後記】
先週は3連休でゆっくり休む事が出来ました。
移動時間も増えているので休める時にはしっかり休みたいと思います^_^