こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は値段の決め方の松竹梅について。
奥さん方の田舎にて
値段はそれぞれ
最近値段の事を考える事が多々あります。
本、書籍 1,500円ぐらい
体験講座的なセミナーになると5,000円から20,000円
そして本格的になると何十万というセミナーや個別コンサルティングがあります。
なぜ、提供するものによって値段が変わってくるのでしょう?
マーケティングの世界でよく使われる言葉が
①バックエンド商品
②ミドルエンド商品
③フロントエンド商品
があります。
①バックエンド商品
低価格。まずはお客様を集める入口
②ミドルエンド商品
中価格。フロントエンド商品につなげる橋渡し
③フロントエンド商品
高額。利幅が大きく経営の安定へと繋がる
入口を広く持ち、より付加価値が高くなるほど値段の設定が高くなっていきます。
買う側の心理としては、
いきなりどこの海のものとも山のものともわからない人から何十万もする高額商品は買いたくないですよね。
先ずは、
①本や公式HPで情報を得たり、買ってみる(バックエンド商品)
②物であれば実物を見に行く、サービスであれば体験セミナーに行ってみる(ミドルエンド商品)
③自分にとって納得できれば最終的に買いたい物やサービルを買う(フロントエンド商品)
中々よくできた流れです。
これは商品ラインナップにも使われていて、日本でも古くから活用されています。
それが物の松竹梅ですね。
お弁当やお宿で
一番安いのが『梅』で
その次が『竹』
一番良いものが『松』となっています。
安いお弁当は一般的に馴染みやすく、お求めやすい価格
普段は食べないけどたまには贅沢したい人には少し高い価格。
高級感で贅沢したい人には一番高い価格ですね。
税理士事務所などの士業のサービス
最近はどのレベルの商品を自分は提供したいのだろうと考えます。
もちろん現事務所で定められたものがありますので、それとは分けた考え方で。
税理士事務所などの士業で困るのが多くの場合料金表が無いこと。
提供できるサービスは決まっていて
税務相談、決算申告業務、その他手続き関係諸々です。
枠というか、箱は決まっていますが提供する事務所毎によって千差万別です。
後付けでお客様に値段を提示するのはフェアではないと思いますので前もって値段を提示できるように。
どのレベルでのサービスの提供を求めているのか。
松竹梅を基に商品のラインナップ作成と前もって顧客に提示できる準備必要なのかなと思います。
【編集後記】
よく独立を考えた時に税務の事よりも先ずはマーケティングの勉強が必要すべきとよく言われます。
どれだけ良いサービスを提示できるとしても、それを提供したいお客さんに知ってもらわなければならないので
自分が何者で
何を提供できて
何が強みなのか?
どういった形で知ってもらうのか(集客とも言いますね)
しっかり考える必要があるなと思いました。