こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は、税理士試験は果たして苦行なのかについて
道後温泉前に立つ熊の銅像にて
一般的な苦行のイメージ
苦行。読みがなそのまま「苦しい行い」と読みますが修行などのイメージが強いです。
例を挙げれば
・滝に打たれる
・お寺などで質素な食生活をする
・欲を捨てる
・毎日お経を唱える
・世相から離れて山の中で暮らす
などが上げられます。
税理士試験の苦行のイメージ
では税理士試験の苦行のイメージはどうでしょうか。
・毎日勉強しないといけない
・税法理論は口が覚えるまで念仏のように毎日唱える
・試験委員の裁量によって毎年難易度がコロコロ変わる
・年末年始、ゴールデンウイークは基本勉強である
・合格するまで恋愛、飲み会、旅行、テレビを見る事すらご法度
イメージとしてはこんな感じでしょうか。
税理士試験を10年以上受けた自分の体験から言えば
4科目合格するまでほぼ毎年休みなく勉強しましたし、理論は何百回も唱え続けましたし、計算は頭が先に動くよりも手が先に動くぐらい解きなおしました。
簿記論、財務諸表論の専念時代は無職フリーターで将来の不安に駆られましたし
法人3年目は半分鬱になりました。
税理士試験なんて苦しいことだらけですか?
と聞かれれば答えはノーです。
勉強に関しては理論を覚えてスラスラ言えるようになれば嬉しいですし、計算もちゃんと解けるようになれば楽しいです。
計算と理論がカチッとリンクして理解した時は思わず
「そうか!そういうことだったのか!」
と(小声で)言いながらニヤニヤしてました(危ないやつです)
プライベートでも税理士試験を受け続けている間に今の奥さんと出会って恋愛して、結婚して、お金が無いながらも結婚式と新婚旅行もいけましたし
家も建てて、子供も生まれました。
もし、「税理士試験は苦行ですか?」
と聞かれたら
「苦しいことももちろんありますが、苦しい事だけでなく楽しいことも案外ありますよ!」
と答えます。
なかなか、結果が出なくて仕事をしている人などは年末調整やこれからの確定申告で忙しい時期ですが
「税理士試験は苦行と思わず、少しでも楽しめれば勝ち」
と思って乗り切って頂ければと思います。
まとめ
税理士試験は苦行ですか?
たまたま、事務所の後輩に聞かれた言葉ですが、苦しいことだらけじゃなかったなと思います。
誰もが通った道で、苦しんだ先に、喜びもありますので頑張っていきましょう。
【編集後記】
年末調整もひと段落。2月・3月は早め早めの行動が必要になってきますね。