こんにちは、おぎーです。
過去の振り返りという事で、今回も自分自身のことについて。
税理士を目指したきっかけ
まず税理士自体は最初からなろうと思ったわけでなく、きっかけがあります。
幸運なことに親に大学まで行かせてもらったのですが、大学で主に習ったのが経営学や海外の労務管理について。
会計学の授業もあったのですが、貸借対照表?損益計算書?のレベルだったので授業にはほとんど出席せず友達の授業ノートをコピーして単位を取得していたほど興味はありませんでした。
その後、社会人になってからある事件が。
実は、、、、消費者金融からお金を借りるようになってしまったんですね。
最初は少しだけのはずが、どんどん膨らんで最終的に100万単位のレベルに。
結局自分では返済ができないようになり、親に泣きついて、めちゃめちゃ怒られました。
その時、本当に後悔もしましたし、自分自身に対して悔しくて泣きました。
「せっかく大学まで行かせてもらったのにお金のことは全然分かっていないな、お金って怖いな」
と。
でも、反対に今の自分はお金に弱いから自分自身にも負けたけど、もっとお金のことを知ったら、ちゃんと勉強したら怖かったお金のことも向き合えるんじゃないかなと。
借金の件があった後は、当時勤めていた会社も辞めて、実家でリハビリを兼ねてひっそり暮らしていたのですが、そんな時に出会ったのが母の勤め先に通っていた税理士だったんですね。
たまたまその税理士先生と話す機会があり、その時に言われたのが
「実家に帰ってやることもないなら税理士目指してみたら?」
でした。
こんな自分が税理士に?と思いましたが、
お金に強くなりたいと思いましたし、それを仕事にできれば良いなとも思いました。
それが、税理士になろうとしたきっかけであり、人生のターニングポイントだったのかなと思います。
税理士としてできる事
ちょうど去年の12月の話ですが約12年間の勉強のすえ、やっと税理士試験の官報合格を果たすことができました。
その12年の間に
働きながら親に少しづつ借金を返しました。
税理士試験に合格するためにお盆、正月もなく、ほぼ休みなく勉強して、電卓を叩き続け、税法の条文を暗記しました。
今の事務所に勤め始めてから8年になりますが、個人、法人含め年間80件程度の決算、申告、税務相談を受けてきました。
お金に強くなったかと言われると、普通の人よりは強くなったかもしれません。
お金は、勉強や実務に携わっていても今もやはり「怖い」です。
お金が問題で事業が倒産することもありますし、相続が発生した時にお金が問題で仲の良かった兄弟が争うこともあります。
反対にお金のことで、
本当だったら多くの税金を払わないといけない所だったのにアドバイスのおかげで税金が安く済んだ。
ずっとお金のことで古くからの友人と争っていたのに間に入ってもらったら問題解決できました。
と笑顔で言ってもらえることも多くなりました。
お金が全てではないのですが、
お金で幸せになることもありますし
お金で不幸になることもあります。
お金で一度は失敗した税理士ですが、失敗したからこそお金の怖さを知っていますし、節税、相続、資産管理まで相談できること沢山あります。
今も、そしてこれからもお金に悩んでいるまたは悩むであろう人に対して正しく提案して、 1人でも多く笑顔にしていきたい。
これが自分自身のミッションなのかなと思います。
そしてまだまだ税理士というと
なんだか難しい人
税金を計算する人
相談するにしても敷居が高い(相談料を高く取られそう)
なんだか偉そう
と、昔のイメージで思われがちです。
ただ、今の30代、40代の税理士は
結構気さくに話してくれる
税金だけでなく、銀行借り入れや経営管理、相続まで幅広く相談できる
相談料も2千円から5千円ぐらいまでや、初回無料相談の所もある
最近の税理士は偉そうな人はあまりいない(皆さん色々苦労しているので苦笑)
税理士の価値を下げるわけではなく敷居を下げる。
あらかじめ決められた決算申告業務の中で税金計算だけにとらわれずそれぞれに合った価値を提供する。
それがこれからの税理士としてできる事なのかなと思います。
以上、長くなりましたが
『税理士を目指したきっかけと税理士としてできる事』
でした。
【編集後記】
過去の自分を通しての振り返り。
自分自身の棚卸を含め振り返っているのですが
平凡な人生を送っているようで人生山あり谷ありですね。
失敗している事があるからこそ、伝えれる強みがあるのかなと思います^_^
[…] 扇山先生の波乱万丈プロフィール 【税理士を目指したきっかけと税理士としてできること】 […]