こんにちは、おぎーです。
税理士事務所に勤めていると「会計ソフトは何を使っていますか?」とよく聞かれます。
他の税理士を含めてどの会計ソフトがよく使われているのでしょう?
会計ソフトの割合
まずは、会計ソフトの割合から。
今回も平成26年度発行の日本税理士連合会の税理士実態調査をもとに作成しています。
税理士事務所で使用している税務・会計ソフト
エプソン | 日本ICS | 魔法陣 | 弥生会計 | A-SaaS | JDL | MJS | NTTデータ | PCA会計 | TKC | 自己作成ソフト | e-TAX | その他 | 使用していない | 無記入 |
10.3% | 14.6% | 0.5% | 28.7% | 1.2% | 16.8% | 11.8% | 1.5% | 3.4% | 13.1% | 1.1% | 1.7% | 10.7% | 5.1% | 7.6% |
税理士事務所で一番使われているのは弥生会計28.7%。
次いでJDLの16.8%、日本ICS14.6%、TKC13.1%と続きます。
ちなみにうちの事務所で主に使っているのが弥生会計。
やはり、値段が手ごろであり、お客さんにも提案しやすいという事で採用しているのでしょう。
過去にTKCを使っていたそうですが、値段の面で折り合わず離脱したという事もあるそうです(今の事務所入社前の話)
税理士事務所で主に使っている会計ソフト=顧問先の会計ソフトとなる可能性は非常に高いです。
例えば新規で法人成りしたお客さんには税理士事務所が使っている弥生会計を新たに進めたり、TKCに所属していればやはりTKCの会計ソフトを導入するように促されます。
最近では、パソコンにインストールする会計ソフトに代わり、インターネット上(クラウド)で処理をするfreeeやMF(マネーフォーワード)も出てきており、今回の会計ソフトの割合では出てきていませんが、こういったクラウド型の会計ソフトも将来的にはシェアを増やしていくかもしれません。
freeeの認知度の都市部と地方の格差
クラウドの話が出たので少しfreeeの認知度について。
現在freeeの認定アドバイザーとして登録している税理士
社労士事務所は全国で1,695件あります。
主要都市毎に件数を見ると以下になります。
東京 576件 33.9%
大阪 170件 10.0%
愛知 88件 5.1%
福岡 69件 4.0%
愛媛 7件 0.4%
やはり東京での認定アドバイザーの割合は全国での登録件数の3割にもなります。
次いで大阪、名古屋へと続くのですが、福岡でも69件。
今住んでいる愛媛に限ってはウチの事務所含めて7件。
東京から離れていくにつれ、認定アドバイザーの件数も低くなり、都市部以外での認知度はまだまだ。
むしろニッチな市場と言ってもいいでしょう。
まとめ
税理士が使っている会計ソフトは、弥生会計、JDL、日本ICS.TKCと続きます。
クラウドのfreee等は都市部以外ではまだまだ認知度も低く、積極的に取り入れようとする税理士も少ないので地方発の税理士としてまだまだ提案出来ることは多いのかなと思います。
【編集後記】
徐々に事務所の退社時間も遅くなっているので、家に帰ると娘も寝ています。
寝顔を見るだけでも1日の疲れが吹き飛びますね^_^