こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は、税理士試験の2時間模試の問題の解答順序について
近所の菜の花畑へ
税理士試験勉強上の4月期・5月期クール
税理士試験勉強上、4月期・5月期は2時間問題が多くなってきます。
3月までの各月の確認テスト等は60分や90分が主だったりしますが、やはり税理士試験は2時間つまり120分問題なので、この時間に慣れておく必要があります。
では、120分をどのように使っていくべきなのでしょうか?
素読みの大切さ
まずは、会計・税法共通して挙げられるのが素読みの大切さ。
試験開始後、いきなり電卓を叩いて問題を解き始める、、、、はナンセンスです。
1分1秒でも早く問題に取り掛かりたい気持ちを抑えてまずは問題文の全体を把握することが大事です。
確認すべき点は
・問題用紙の枚数
・解答用紙の枚数
・簿記論であれば第1問・第2問・第3問のボリューム確認
・財務諸表論であれば理論・計算のボリューム確認。
・税法であれば、理論はベタ書きか事例問題か
・消費税法であれば計算は2問構成か
・法人税法であれば別表4・5作成か
・相続税法であれば土地の評価・非上場株式の問題はいくつあるのか
を確認します。
時間は5分から10分程度。
税法であれば、理論の柱挙げの時間もこの中に含まれています。
この間は一切解答用紙に手をつけない・書き込まない。
素読みが終わった後の110分が本当の勝負です。
問題の解き順序
試験開始後10分経過、ここからやっと問題に手をつけ始めます。
ただ、簿記論であれば問題を頭から解かない。
第1問が難しく時間がかかる時もあるので素読みの段階で
第2問→第1問→第3問
第3問→第2問→第1問
第1問→第3問→第2問
など順番を予め決めておきます。
税法であればこれも頭から解く必要はなく
計算→理論でもいいですし
理論第2問→計算→理論第1問
理論第2問→理論第1問→計算
でもいいわけです。
問題出題者も意図して最後の方に簡単な処理を残している場合があるので、それを先に見つけて解答してしまったほうが効率はいいです。
税理士試験上、一番勿体ないのは全く手をつけていない問題があること。
問題が難しくてあるいは時間がかかり過ぎて手をつけられないのなら良いのですが、1分から3分以内で解けるのに、最後まで手をつけていなければ2点から3点の差ですが、最終的に大きな差を生む可能性があります。
そういった意味でも解答出来ても出来なくても120分の間に全ての問題に手をつけるのがセオリーであり、合格の近道です。
試験開始後残り10分になったら
税理士試験上、試験開始後残り10分になれば試験監督がアナウンスしてくれます。
そのアナウンスがあれば、目の前の問題は一旦置いておいて、まだ手をつけてない他の問題に目を向けます。
計算の途中であれば、理論に戻ったり、
理論を書いている途中でも、計算に戻ったり。
まだ、解いていない問題に目を向けるのは凄く大切です。
僕もそうでしたが、残り10分で目の前の問題にしがみついた場合、多くの場合そこの問題で試験終了の合図です。
見直しをすると、
仕訳が一個記載できていない。
理論の一文が抜けている。
合計金額書いていない。
ということはよくある話です。
見直して、少しだけ記載すれば2点・3点伸びたのにと後悔しないように、試験終了10分前になったら、全体の見直しをするのは大事です。
まとめ
税理士試験の120分。長いようであっという間の120分です。
この120分の時間をいかに効率よく使うかが、合否の分かれ目になってきます。
直前期(6月・7月)まで時間があるので、2時間問題を失敗しながら実験するのはいいことです。
自分にあった解答順序、方法を身につけて戦略的に問題を解けるようにしましょう。
【編集後記】
本日は朝から大阪へ。
昼と夜で人に会えるので楽しみです。