こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は相続手続きの大切な3つのポイント「もらう手続き」「引き継ぐ手続き」について
庭の遅咲きの桜にて
相続手続きが面倒だと言われる主な理由
一般的に祖父や祖母、父や母が亡くなった場合には、「相続」が発生すると言われます。
「相続」という言葉は昔はお金持ちの方(税務的手には相続税の申告書提出義務者)だけの話だと言われていましたが、近年では相続の話は相続税の掛からない方にも浸透してきました。
主な理由は「終活」という言葉が使われるように、高齢化社会になるにつれて終の活動に注目が集まっていること。
相続税の話では、基礎控除額が下がったことで一般の方(持ち家と土地がる方)にも相続税がかかる可能性があることが原因です。
また、相続について注目がされている一方で、亡くなった方の手続きは今も昔も変わらず煩雑です。
では、どれぐらい煩雑なのか代表的な手続きを上げていくと
・死亡届
・年金受給停止
・世帯主変更
・後期高齢者医療資格喪失届
・相続税の申告(相続税がかかる方)
・預貯金の名義変更
・相続登記
・住宅ローン団信弁済
・クレジットカードの停止
・国民年金の死亡一時金
ざっと10個上げて見ましたが、父・母が亡くなったと想定した場合6割から7割は自分ごととして当てはまる可能性があります。
さらに手続きは10個上げていましたが、平均で30個以上の手続きがありそれを父・母が亡くなった場合に当てはめて手続きを行う必要があります。
手続きには手続期限があるものもあるので注意が必要です。
そして手続きには「法律上の手続き」のほか
「もらう手続き」
「やめる手続き」
「引き継ぐ手続き」
があります。
これらが相続手続きが煩雑だといわれる理由のひとつと言われています。
相続手続きの大切な3つのポイント
相続手続きには様々なものがあり、煩雑なのは良くわかりました。
では、手続き上覚えてもらいたい大切なポイントは?
・誰が相続するのか?(相続人と相続分)
・何を相続するのか?(相続財産)
・どのように相続するのか?(遺産分割協議ほか)
区分としては「もらう手続き」「引き継ぐ手続き」にスポットが当てられます。
「もらえる財産なんてうちにはないですよ」
「兄弟姉妹仲が良いので」
「長男または長女が全て手続きやってくれるはず、、、」
と言われることもよくありますが、「もらう手続き」「引き継ぐ手続き」は人の「感情」も入ってきます。
事務的な手続きだけでは終わらない可能性があるのですね。
そういった意味でも、亡くなった後に注意すべきは「もらう手続き」「引き継ぐ手続き」ですし、事前にもらう人を指定するのであれば「生前」という話になります。
煩雑な相続手続きですが、最低限覚えてもらいたい3つのポイントです。
まとめ
相続手続きの「大切な」3つのポイント
・誰が(相続するのか?)
・何を(相続するのか?)
・どのように(相続するのか?)
です。
相続人が2人以上であれば話し合いが必要なことなので、事務手続き以上に慎重に進めていくべき手続きです。
【編集後記】
娘(2歳11ヶ月)は現在一時保育なのですが来月から3歳児クラス
最近は現在は一時保育の送り迎えも頻繁にしていますが、一時保育は月齢・年齢もバラバラなので来月からは同年代と楽しく遊んでくれればと思います。