こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は、税理士試験受験時代の島暮らし(3年目から5年目まで)について
当時住んでいた造船所より
税理士試験受験時代の3年目から5年目
税理士受験時代の話はちょくちょくしているのですが、その中でも特殊だったな〜と思う自己の体験について
税理士試験の勉強を始めてから1年目と2年目は受験専念で実家でフリーターとして生活をしていたのですが、流石に仕事もせず勉強ばかりしていては親に迷惑をかけると思い就職することに。
仕事を探していた時期は、地方の会計事務所の求職がほぼ無かったので、父親の紹介で造船所の事務方に応募して採用となりました。
ただ、勤務地が「島」だったのですね。
橋などで繋がっているわけでもなく、車で通勤することもできなかったので、実家からだと通勤用の船(通船)が出ており、片道1時間の通船で通勤することに。
当初勉強するには、悪条件かと思っていたのですが案外利点も多く
①5時定時である(帰りの船が17時15分、これに乗り遅れると18時15分、に出るのでほぼ強制的に帰らされる)
②島内に社員寮もあるが月500円である(東京に住んでいた時は会社の借上げ社宅で実費8万円汗)
③土日は基本休みである(造船の現場は休みなく動いていましたが)
④島には唯一のコンビニ?(10時に閉まる汗)があるので余計な誘惑がないので集中して勉強できる
⑤社員寮のご飯(瀬戸内海のお魚が出る)が美味しい笑
ということが、就職した決め手です。
専門学校への通勤
専門学校へは当時は、通学授業に出ていました。
陸地から離れていたので通信授業を選べればよかったのですが
今のようなネット配信でなくもっぱらDVD授業だったので、DVD授業は授業料が高く選択せず
通学授業も土日のロング授業があったのですが、可能な限り土日は自分の自習に充てたい
という理由から3年間は週2の平日夜の授業クラスに参加していました。
ただ、通学も大変でして
①17時仕事終了
↓
②17時15分には通船へ乗り込み、1時間かけて内陸地へ
↓
③18時15分に実家近くの船着場に到着してから、そのまますぐに車に乗り換え45分かけて大原へ
↓
④19時に到着してそのまま授業へ
通常18時30分授業開始なのですが、特例で30分遅れで参加していました。
ミニテスト(10分)は休憩時間に解いて、実力テスト等(90分)は30分遅れで解き初めて30分遅れで終了していました。
そんなこんなで21時30分に授業が終わった後、また1時間かけて家がある実家へ帰っていました。
授業に出るがために行きに2時間、帰りに1時間かけていたので今考えると物凄く効率が悪いのですが
通船の中では理論をブツブツ言ったり
行き帰りの車の中では理論をボイスレコーダーに録音してボイスラーニングの如く声に出して暗記していました。
税理士試験受験時代の3年目から5年目の間に、財務諸表論を合格して、法人税法も上位に食い込むレベルまでに(6年目で法人の壁を痛感し、その後転職して現在の会計事務所に)
悪条件ながらも結果を出せたのかなと思います。
まとめ
地方独特の通学方法(多分全国でも珍しい)でしたが、追い込まれないとやらないタイプは、たとえ効率が悪くても通信よりも通学の方がやり方次第では結果(合格)が出ます。
あまり推奨はしないですが、例え仕事で授業が遅刻しても諦めず授業に出ることが次に繋がります。
島通学に比べれば、と思えた人は諦めず授業に出続けましょう!
【編集後記】
天気予報通り、四国でも雪。
車通勤でしたので、8時就業時間の2時間前に家を出たのですがスリップ事故やら雪の影響やらで間に合わず。
季節的なものですが、
「2時間以上かけて通勤しなければならない」
は、やりたくないリストのひとつです。