こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は、税理士試験と勉強時間について
大手予備校の1科目合格する為の勉強時間について
税理士試験を勉強するにあたり予備校の掲げる1科目合格するにあたり必要とする勉強時間を把握しておく事は大事です。
ちなみにTACのパンフレットには主要科目を上げますと
簿記論 450時間
財務諸表論 450時間
法人税法 600時間
消費税法 300時間
相続税法 450時間
注)講義時間は(9月開講で約半分、1月開講で3分の1)含み、理論暗記時間は含まれていません。
簿記論だと225時間は講義時間で残り225時間は自習勉強すれば合格しますよと。
225時間というのは社会人の方で
1日勉強時間を3時間として
1週間休まず勉強して21時間
1ヶ月で80時間
3ヶ月で240時間に達するので、講義の進捗度合いによりますが3ヶ月で合格レベルまで達するかといえばほぼ不可能です。
税法などになれば理論暗記もありますので倍の時間はかかります。
そこで上記の標準時間×2倍としますと
簿記論 900時間
財務諸表論 900時間
法人税法 1,200時間
消費税法 600時間
相続税法 900時間
となります。
これぐらい時間を勉強して初めて合格ラインで戦えるレベルかなと思います。
自分の勉強時間を振り返ると
自分自身の税理士試験の各科目ごとの合格するまでの勉強時間を出しますと以下のようになります。
簿記論 2,352時間 合格(2.61倍)
財務諸表論 1,848時間 合格 (2.05倍)
法人税法 2,754時間 合格 (2.29倍)
消費税法3,402時間 合格 (5.67倍)
相続税法 5,076時間 合格 (5.76倍)
注)倍数は予備校の2倍の標準時間との比較
勉強時間は受験生時代から手帳にメモしていたので合格までの実数です。
1科目合格するのに1,000時間以内で合格できたのは1つもなく、最短で財務諸表論の1,848時間。
それでも標準時間の2倍掛かっています。
最長は最終科目の相続税法。
合格するまで6年かかり、5,076時間勉強しています。
僕自身は初年度科目合格はなく、全て複数年合格なので優秀な方では全くないのですが、普通の方より少し悪いぐらいでこれぐらい掛かります。
合格するのに勉強時間は比例するのか
時間効率と時間短縮が叫ばれている現在で税理士試験を合格するのに勉強時間は比例するのか?
回答としては大手予備校の標準時間の2倍までは比例します。
勉強時間を200時間かけた人と
400時間掛けた人では
400時間掛けた人の方が合格できる確率は高まります。
努力は裏切らないのと同じで
勉強時間も裏切らないです。
もちろん闇雲にという事ではなく、『やり方』も必要ですが、そこは専門学校に頼りながら自分で考えるのが一番です。
少ない勉強時間で合格できないと嘆くよりは
まずは勉強時間にこだわって勉強してみるのが合格する為の秘訣だったりします。
まとめ
税理士試験と勉強時間。
努力論ではないですが、合格するためには勉強時間にもこだわる必要があります。
税理士受験生時代も本試験当日にこれだけ勉強したんだから絶対合格できる
と考えながら試験に臨んだものです。
9月から勉強している方も
1月から新たに勉強している方も
勉強時間にはこだわって記録していきましょう!
【編集後記】
四国でも雪で高速道路が一部通行止めもありますが本日は研修で大阪へ。
しっかり勉強して帰りたいと思います^_^