こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は税法理論暗記の覚え方について
えひめ国体の会場にて娘とじいじと
税法の壁は理論暗記
税理士試験において、簿記、財務諸表論の勉強が受験済みまたは合格した方の多くは税法科目に入っていきます。
財務諸表論の膨大な理論も暗記されているので、税法でも太刀打ち出来るのではないかと最初は思いがちです。
ただ、多くの場合税法に入ると衝撃を受けます。
僕は消費税法が最初の科目だったのですが
「理論を一字一句覚えないといけない」
ことに衝撃を受けました。
こんなの覚えれるわけがない
他の人も絶対に覚えていないはず
と思っていたら周りの他の人たちは平気で理論を覚えてきています。
「税法科目合格できる気がしない、、、」
と言うのが最初の思いでした。
オーソドックスな暗記の覚え方
自分は今だから言えますけど、暗記とか得意ではないです。
むしろ苦手です。
それでも講師の方や周りの受験先輩方にやり方を聞きながら自分なりの最適解を探していきました。
やった事は
①理論をまずは声に出して読む
10回、20回、ひどい時は1時間ずっと読む
↓
②なんとなくでも口と目が覚えてきたら時間を図って紙に書く
↓
③間違ったところを赤ペンで正解を書く
↓
インターバルを置く(一回計算に戻るか、一晩頭の中で寝かす)
↓
④再度ブツブツ声に出して読む
↓
⑤頭に入ったらまた時間を図って紙に書く
↓
⑥間違ったところを紙に書く
↓
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講義が週二回講義なら3日で理論一題覚える形でした。
最初の1回目が時間は掛かるし、苦労しましたが
2回目覚える時は1回目よりも短い時間で覚えられます
3回目の時には2回目よりも短い時間で覚えられます
そして理論ミニテストで全てを吐き出す(書き出す)
覚えたらキープせずに忘却曲線のまま素直に忘れていきました。
目と耳と口で覚えるのが時間の効率もいいと言う方もいましたが
僕は一番効率が悪い理論を書き出していました。
消費税法の理論でも一題書くのに30分以上かかるものもありますがしぶとく書いてました。
そうすればいざミニテストで理論を書こうとした時に手が止まることも、丸々理論が抜けることも少なかったからです。
年内などで新しい理論などは
計算2
理論8
ぐらいの割合で勉強していたかと思います。
あと一度覚えた理論はキープせずに忘れると書きましたが覚え直す機会は授業カリキュラムの中であります。
月末の確認テストや大原で言えば
年明け実力判定模擬試験等で覚え直す機会はあります。
一度頭から完全に忘れたとしても
再度テストのためと考えたら
覚え直すことが出来ました。
しかも初見での理論を覚えるよりも短い時間で。
そういった形で理論を一題、一題積み重ねていくと
一字一句覚えた理論が増えていきます。
理論は覚えては忘れの繰り返しです。
会えて忘れにくい近道があるとしたら紙に書き出して書くのが一番頭の定着率と正確性が高かったです。
合格されている人は、例外なく一語一句覚えているので、今の時期からでも理論は頑張って覚えましょう。
そうすれば税法の壁は自ずと超えられると思います。
まとめ
税法理論暗記の覚え方。
基本的には
読む→書く→忘れる→読むから繰り返す
の連続です。
理論暗記に近道なし。
理論を制すれば本試験も制します。
頑張って理論は覚えましょう!
【編集後記】
今月は8月決算も複数ありバタバタ。
事務所では僕の後任も入ったので粛々と引き継ぎしていきたいと思います^_^