こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は、相続診断士について。
相続診断士とは
一般社団法人相続診断協会が運営・発起人となっている相続診断士。
相続に関しては、民法や相続税法などの正しい知識がないため、生前の準備を怠ることにより、相続開始後に身内間でもめたり、多額の相続税で苦労することが多くなります。
一般的には生前に「弁護士」や「税理士」「司法書士」などの専門家に相談すればいいのですが、
多額の相談料をとられるのではないか
自分の相談を本当に親身になってきいてくれるのか
相続税がかからなぐらいの財産なのに相談にいってもよいのか
など、専門家に相談するのは一般の方にはまだまだ敷居が高いです。
そこで相続について相談したい人と専門家を繋げる、橋渡し的立場でできたのが「相続診断士」。
「相続診断士」は相続に重要な「民法・相続税法」の正しい理解と
「正しい遺言書の書き方」と「エンディングノートの普及と書き方の指導」
その他周辺知識など多岐にわたる項目を習得し、一般の方への啓蒙活動を行っています。
そして、将来相続で問題が起こりそうであれば事前にアドバイスを行い、専門家とつなぐことで
「笑顔相続の道先案内人」としての社会的な役割を担っています。
自分のセミナーがきっかけ
もしかしたら、気づいている方もいるかもしれません。
今回、セミナーコンテスト高松大会に出場していたのですが肩書は「税理士」ではなく「笑顔相続アドバイザー」として出場させて頂きました。
話したテーマも
「争続ではなく、笑顔相続にするための第一歩」
として、自身の体験から相続税の申告の際に勃発した兄弟姉妹間での争続での問題の怖さ、
そしてその争うをなくすための第一歩としての「ノウハウ」つまり準備についてセミナーをさせて頂きました。
後日、どういった形で話しをしたかはまた記事にしようかと思うのですが、セミナー大会を終わった後、今回セミナーを聞きに来られた70人分のフィードバックシート(コメントシート)を頂いたんですね。
そこにはコメントで
「おぎーさんの相続の話、分かりやすくて面白かったです」
「相続って身近な問題なんだなって改めて思いました」
「お話を聞いていて人柄からも良く、すごく信頼できるなと思いました」
など、素敵なコメントを頂きました。
いつもは、顧問先などの一定のお客さんにしか話していなかった事でしたが、人前で話す事でもっと多くの人に相続について知ってもらえると思いました。
そこで、セミナーを作る前から存在は知っていたのですが、もっと笑顔相続のノウハウを提供したいと思い今回相続診断士の資格取得をすることとなりました。
来月には受験予定なので、しっかりと準備をしていきたいと思います。
まとめ
「相続診断士」は相続の周辺知識を提供することを目的とします。
ただこれを税理士が持っていて、多くの人にお話ができた場合、相続税がかからない人たちにも将来争続争いの可能性があるとお話しすることも出来ます。
「お金」につながるというよりは、相続問題を事前に無くして「笑顔」につなげればと思います。
そして、四国では「相続診断士」について知っている人は少ないですのでもっと多くの人に知ってもらえればと思います。
【編集後記】
本日は会社の休みをとって、香川県高松の四国税理士会にて税理士証票交付式があります。
税理士としての一歩を噛みしめながら参加していきたいと思います。