こんにちは、おぎーです。
実務関係の記事についても書いていこうかと思います。
今回は、税務調査について。
個人、法人であれ事業をされていて困るのが税務調査。
一般的には個人は10年に一度、法人は5年に一度の割合で税務調査がくると思われています。
しかし、現実的には法人で3年に一度税務調査にくる会社もあれば、30年事業をしているが一度も来たことがないといわれる会社もあります。
こういった差が出るのは税務署内の各担当部署の配置されている人員が限られているので一人当たり回れる件数も年間で10件から多くて20件。
税務署の支部の規模にもよりますが法人課税部門で統括官含めて5人ぐらいで回す所もあるので比較的小規模の税務署であれば年間、100件から200件が限界なんですね。
対して支部周りの法人が3,000件とすれば割合的に3.3%ぐらいなので税務調査に来る確率は低いです。
翻って法人によって、3年に1回来る所もあれば30年一度も税務調査にこられたことのない会社があるのは何故なのか。
答えは税務署内で優先順位があるからです。
売り上げ金額が大きい会社、前年より大きく云々比率が大きい会社、現金主義の会社(パチンコ店など)は売り上げの計上もれや、期ずれや外注や人件費に漏れや過大計上がないか疑われるので優先順位が高くなります。
翻って公共事業など収入と支出が決まっている、前年とあり比率も変わらず特に差異がないなどの会社は調査に行っても是認で終わるので税務調査に行く優先順位は低くなります。
税務署も人の子ですので効率を重視します。税金を取れる又は取れそうなことらからピックアップするので法人ごとによって調査に来る頻度が異なってくるのです。
【編集後記】
仕事の方も年末調整が終わってひと段落です。早い方は確定申告の資料を持ってこられるお客さんもいるので優先的に進めていきたいと思います。