こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は、2,000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則(社長の失敗学を学ぶならこの一冊)
広島生まれのアホ社長再生プロモーター
著者の板坂裕治郎氏。
セミナーコンテスト繋がりではあるのですが、広島出身のこの方、様々な方面で噂を聞きます。
一般的に広島弁は関西弁に次ぐ言葉の荒さがあります。
普通に喋っていても、
「この人怒っているのかな」
と思うことも度々あります。
そして、板坂氏自身もバリバリの広島弁で、情に厚く、物言いもストレートです。
「ダメなもんダメ」
「アホかっ」
という言葉で相談者を真っ二つにバッサバッサと切っていきます。
それでも成長すれば一緒に喜んでくれる、アニキ的な存在です。
そんな板坂氏も、元々は複数店舗を構えるオーナー社長でした。
ただ、板坂氏自身も過去代表的なアホ社長で最終的に事業資金で1億円の借金を背負うことになります。
そんなドン底から這い上がってきた社長だからこそ、実体験を通して私達に語れることがあるのです。
社長の4大疾病とは
本著では板坂氏の広島弁で話は進められているのですが、ダメ社長を端的に表現するため
従業員10名以下、売上1億円以下、創業10年以下の3つの条件に当てはまる企業を
「中小零細弱小家業(企業ではなく家業)」
と呼び
ダメ社長が必ず患う「社長の4大疾病」として
・怠慢
・傲慢
・自堕落
・無知
を上げています。
・怠慢
怠慢は社長自身が日々当然にしなければならないことを怠けて、疎かにしていること
・傲慢
傲慢は社長自身が驕りたかぶって人を見下すこと
・自堕落
自堕落は社長自身の行いや態度などに締まりがなく、だらしないこと
・無知
社長自身に知識・知能がないこと。学ぼうとしないこと。
当サイトを読まれている方はそんな事はないと思いますが笑
表に出てないだけで、「社長の4大疾病」にかかっている人は全国でも多いです。
また、自分自身に置き換えても時に怠慢になっていたり、自堕落に陥っていたりという時もあります。
もちろん、それに自分自身が気づいて自己修正したりするのですが、他人から怒られることのない社長さんなどは、4大疾病にかかっている事も認識せずに、日々を過ごしています。
ただ、そういった態度をしている社長さんは、雇っている従業員がやめていったり、無知ゆえに資金繰りが悪化したりするものです。
社長がエースで4番で会社に未来はない
規模を拡大しようとする企業向けですが
社長自身が野球で言う
「エースで4番の会社」
はある程度会社が成功した段階で必ず壁にぶち当たります。
それは社長自身が現場で陣頭指揮を取らないとお客さんが集まらない、従業員が動かないという状態に陥るからです。
理想は1番から9番までそれぞれの役割を果たす
「全員野球」
が理想としています。
ちなみに、ひとりで事業としてやっている人やフリーランスの方は
「エースで4番」です。
ただ、作業自体がひとりなのですから、エースで4番である事は必須であります。
まとめ
表紙もさることながら、本の中身も強烈ではあります。
企業のことを「中小零細弱小家業」と例えたり
ダメ社長を「社長の4大疾病」と例えています。
でも、そんなダメ社長だからこそ、再生してもらいたい気持ちは本著からでも熱く伝わってきます。
自身に置き換えてもいいですし、関与する社長に例えても良いので、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
【編集後記】
今週からとあるチーム目標で、フェイスブックの毎日更新をすることに。
チームとして100%達成できるよう頑張っていきます。