こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は、税理士試験の専門学校模試の上位10%の壁(気にするべきか、気にしなくていいのか)について
カフェにて
各専門学校の模試の結果
この時期税理士試験の勉強していると、どうしても気になるのが模試の結果。
80点ぐらい取れると、なんだか本試験もいけるんじゃないかと思いますし
60点ぐらいだと、もしかしたらダメかも、、、
と思ったりで気分が一喜一憂します。
ちなみにこの辺の気持ちの問題は
「模試の結果は気にしない」
が一番なのですが、それでも競争試験である税理士試験、自分の現状を把握しながら勉強を進めていかなければいけません。
そして自分の現状を把握するのに一番の指標は
同じ科目を受験している受験生の中で全国で上位何%なのか?
ということ。
各専門学校の講義を受けていると担当講師の方から相談やテストの結果からコメントをもらえることがあります。
上位50%ぐらいだと
「もっとがんばりましょう」とか
上位30%ぐらいだと
「この調子でいきましょう」など
ちなみに、税理士試験を始めたばかりの頃は、自分が上位何%にいるかはあまり気にしていませんでした。
だって、本試験本番さえ、いい点取れば良いと思ってましたから。
ただ、現実は非情にも自分自身に突きつけられます。
日頃、模試の結果でそこそこ(上位40%から50%)をフラフラしていると本試験本番でもそこそこ(アルファベットでの判定)で返ってきます。
2年目以降は、自分の現在地を把握しながら勉強していましたが、では上位どれぐらいにいれば良いのでしょうか?
国税庁の本試験の結果から
参考値までに、昨年の本試験の各科目の合格率です。
一番高いのが、財務諸表論で29.6%
一番低いので、国税徴収法の11.6%
簿記論、財務諸表論の会計科目は他の税法科目よりも合格率が高いです。
そのため、各専門学校での模試の成績も上位30%から40%の間であれば、本試験でも結果を出せる可能性は高いのかなと考えています。
ちなみに、簿記論・財務諸表論の会計科目は受験生時代で合格した年度を含め上位10%を超えたことはないです。
上位陣は税理士受験生の猛者が多いので、そこで戦うことは放棄していました。
この時期の模試の結果でも15%から25%でも十分合格できると確信を持って勉強していました。
問題は、税法科目に入ってから。
一般的には簿記論・財務諸表論を合格した人がちが競争する受験生となるので、会計科目に比べて受験生のレベルが上がります。
加えて、同じ科目を3年も4年も受けている受験生もいるので色々な意味での猛者が多いです。
それでも模試等で、目指すべきは上位30%。
税法で受験生が多いのが消費税法ですが大手の専門学校の同科目の受験生は大体3千人から4千人程度。
仮に4,000人として上位30%であれば
4,000人×30%=1,200位
去年の消費税の合格者が1,065人なので十分合格を狙えるラインなんですね。
ちなみに、模試の点数は難易度に応じて大きく異なります。
簡単な問題であれば80点取っていても、上位40%なんてこともありますし、
難解な問題であれば55点でも、上位15%ということもあり得ます。
ですので、点数を何点取れたかということではなく、同じ条件で試験を受けた中で自分自身が上位何%にいるのかのほうが、自分自身の現在地を把握することができるのですね。
まとめ
税理士試験の模試の上位10%の壁。
個人的には、あまり拘らなくてもいいのかなと考えています。
もちろん上位5%とか、8%を取れれば自身になりますが、それを超えられなくても十分本試験で合格してきた人を何人も見てきました。
反対に、常に模試が上位10%未満の人も本試験本番になれば結果が出ないというのも自身も含め何人も見て(体験して)きましたが、、、、
特にこの時期であれば、自分の現在地を知るひとつの指標ぐらいで良いと考えています。
あと本試験まで2ヶ月あまり。
自分の現在地を把握しながら、しっかりと前を向いて歩いて(勉強して)いきましょう。
【編集後記】
本日は、時間に余裕をみながら打ち合わせを2本。
気をつけているのですが、スケジュールを詰め込みすぎると余裕がなくなるのだなと改めて痛感した月でした。