こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は、税理士試験の応用理論期(理論の柱上げに強くなろう)について
税理士試験の理論
税理士試験において、会計科目(財務諸表論)でも税法科目においても理論があります。
税理士受験時代に財務諸表論を勉強していた時は、理論を覚えるのに苦戦していました。
基本、暗記するのは苦手なのです。
それでも何度も何度も口に出して読むことで、なんとかうろ覚えながら合格レベルまで覚えることができました。
そして税法科目。税法で最初に勉強したのが消費税法だったのですが、一語一句覚えなければいけない事に、さらに苦戦しました。
何度、ドラえもんの「暗記パン」が欲しいと考えたことか。
それでもこちらも
口で覚えて→紙に書いて→忘れて→口で覚える→以下同じ
を繰り返すことで、受験生の中でも人並みに理論を覚えることができました。
理論を覚えたら、税理士試験でも勝てる(合格できる)と思っていてもこの時期に打ちのめされるのが応用理論です。
応用理論
税法は、消費税法・法人税法・相続税法を受験し合格したのですが、応用理論には苦しめられました。
法人税法は、法22を基にどこまで深掘りできるかの「考え方」が重視されますが
消費税法・相続税法では個別複合理論などの問いに対して複数の「柱上げ」が必要となってきます。
今でこそ、特に近年の相続税法などは本試験の問題で簡単に問いに対する「柱上げ」が比較的しやすいですが
自分自身が受験した時には、消費税法・相続税法共に本試験本番に限って
・柱上げが足りていなかった
・解答とは違う柱上げをしていた
・柱上げはできていたが時間がなくて全部書けなかった
など、やってしまった体験を3回か4回ほどしています。
書いている時は自信満々なのですが、解答速報を見て顔面蒼白。
問題の問いに対して必要ではない項目を一生懸命20分か30分かけて書いているので結果は言わずもがな。
計算ができていても、理論で涙を飲んだことは何度となくあります。
そんなことを一発勝負の本試験において繰り返してしたくなかったので、
応用理論期においては「柱上げ」の勉強時間を1日のうちの30分から1時間でも充てていました。
使っていたのは、大原では直前気に渡される応用理論問題テキスト。
TACでは理論ドクターを活用していました。
特に、理論ドクターは問題文がそのまま近い形で本試験でも出題されている事もあったので何度も繰り返し見て、「柱上げ」していました。
そして直前期などの2時間演習では、「柱上げ」に5分から長くて10分当てていました。
もちろん、その柱上げ時間は本試験でも同じです。
柱上げできれば勝った(合格)も同然ですし、あとはひたすら覚えた理論を書くだけです。
何度も痛い目を見ただけに「柱上げ」は「命」なのです。
まとめ
この時期の応用期。
理論を覚えなければなりませんし、応用理論にも対応しなければいけません。
辛いですが、柱上げができれば本試験においては大きな武器となります。
どの理論が出るかは絞り込むのは最後の最後でいいので、
この時期の合格するための勉強として「柱上げ」は「命」としてぜひ取り組んでもらいたいです。
【編集後記】
娘(3歳)が昨年から英語の家庭教師のもとで学んでいるのですが、少しづつでも英会話が聞き取れるように。子供の吸収力に改めて感嘆しました。