こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は、漫画「君たちはどう生きるか」(子を持つ親だからこそ子供に読んでもらいたい)
漫画「君たちはどう生きるか」
言わずと知れた漫画版「君たちはどう生きるか」
TVや雑誌でも多く取り上げられていますが、初版は新潮社から1973年に出版されています。
およそ40年以上前に出された本ですが、いま現在も多くの人に読まれています。
読んでいる人も多いのですが、まだ読んでいない、読んだことがないという人が多いのも世の常。
ちなみにうちの奥さんも本好きですが読んだことがないです。
理由は「特に読みたいとも思わないから」
だそうです。
では、話題だけが先行して読むべきものでもないのか。
実際に本を読んでみて
ポイントは「人間であるからには」
物語はコペル君という少年の日常を通して進んでいくのですが
漫画内ではポイントごとに叔父さんからの手紙が長文であります。
手紙は6つあり
・ものの見方について
・真実の経験について
・人間の結びつきについて
・人間であるからには
・偉大な人間とはどんな人か
・人間の悩みと、過ちと、偉大さについて
日々のコペル君の疑問や気づきについて叔父さんが丁寧に説明しているのですが
著書の強調したい点として
「人間であるからには」
が上げられます。
著書の中にも
・人間であるからには、たとえ貧しくてもそのために自分をつまらない人間と考えたりしないように
・人間であるからには、すべての人が人間らしく生きてゆけなくては嘘だ。
・人間であるからには、誰でも、一生のうちに必ずこの答えを見つけなくてはならない
端的には「生き方」を強く問いています
問いているだけに、その問題を自分なりに覚えておいて答えを見つけ出さないといけないわけですね。
その問いは、答えのない禅問答に似た形なのですぐ見つける必要もなく、時間をかけてゆっくり自分なりの「答えのひとつ」を見つけていくべきかと思います。
著書のタイトルも「君たちはどう生きるか」なので
タイトルそのまま、今生きる人たちに対して問いている形ですね。
まとめ
人生の「生き方」について学ぶ著者で
有名な心理学で「心理学の三大巨頭」と言われる
フロイト、ユング、アドラー
が上げられます。
突き詰めれば崇高で難解な心理学や仏教に行きつくのですが
その前提として
「君たちはどう生きるか」
はポイントを絞った形で一般的にも読みやすいです。
うちの娘はまだ3歳ですが
思春期を迎える前などに一度読んでもらいたい著書です。
親バカなので、頭が良くて、スポーツもできるようになって欲しいと思いがちなのですが、根本的には日々の出来事に「感謝」できるような「生き方」を一番学んでもらいたいという点で、大きくなれば娘に読んでもらいたい一冊です。
【編集後記】
5月9日は娘の誕生日。
仕事も入れれたのですが、ワザと予定は空けて朝から奥さんと誕生日の準備を。
保育園に行っているので帰ったら喜んでくれればいいのですが苦笑