こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は、税理士試験と就業時間(働きながら勉強する人は無理にでも勉強時間を確保しよう)について
淡路島にて
税理士事務所の就業時間
税理士試験を勉強している方で、働きながら勉強している方も多くいるかと思うのですが、勉強時間を確保するにあたって重要なのが就業時間(または終業時間)
定時は17時だけど基本は21時まで仕事してます
とか
土日は就業日だろうが就業日でなくてもよく仕事に出ています
では絶対的な勉強時間を必要とする税理士試験では受かるものもうかりません。
それでは、一般的な受験生の就業時間はどうなのかということで、自分自身の受験時代を例に挙げてみます。
事務所規模は所長含め10人以下の事務所です。
通常期
就業時間 8時から17時
残業なし
土日祝は基本休み
繁忙期(確定申告時期の1月から3月)
就業時間 8時から17時30分
残業あり(21時ぐらいまで)
月末または確定申告期日の直前の土曜日は出勤日
一般的な税理士事務所の正社員としては就業時間に恵まれていたかもしれません。
ちなみに閑散期(6月から8月)は就業時間の定時の10分後には事務所に誰もいなくなります。
勉強の方は事務所の近くに図書館があったので17時30分には自習室の席について勉強開始。
自習室は21時まで勉強できますので平日夜の部だけでも3時間半も勉強時間を取れますので、総合問題を1題解いて、個別問題を解いて、理論を覚えて紙に書くところまで時間を取れていました。
平日忙しくて勉強できませんでした!
という方に比べて週2回平日授業があるとしても1週間で10時間程度の差ができ、1ヶ月すると40時間もの差が出てくるわけです。
塵も積もれば山となるものでして、1年間継続して勉強すれば、平日忙しくて勉強時間を取れない人よりも実力的にも差が出てきます。
受験生の皆さん、様々な生活体系で過ごしていると思うので、上記のような事務所に今すぐ変えてくださいと言いたいのではなく、
身近な話でも専念受験生から数科目(簿記・財務諸表等)をとっていざ税理士事務所に就職したけど、事務所の仕事が忙しすぎてそこから5年から10年かけても1科目も合格できませんでした。
という方は結構多くいます。
働きながら税理士試験を取ろうとすれば就業時間(終業時間)も合格のために重要な要素なのかなと思います。
最終的に働きながら長く合格から遠ざかるようであれば、退職という道になってしまうのですが、まだ就職されていない方は就業時間も大切な要素です。
まとめ
税理士試験と就業時間。
たとえば就職(転職)活動した時に、募集要項と実態の就業時間には差があることは税理士事務所界隈ではよくあることです。
気をつけろというのは難しい話ですが、面接時に印象が悪くなろうとも実際の就業時間は確認しておく必要があります。
そして、平日どれだけ勉強時間が取れたかで合格する確率は格段に変わってくるかと思います。
【編集後記】
気づけば1月も終盤です。
仕事のこと、身の回りのこと、家のこととこなしてくと時間はあっという間にすぎてしまいますが、一つずつクリアしていきます。