こんにちは、税理士のおぎーです。
税理士受験生と子供の関係について
昨年の官報発表日にて
税理士受験生と子供との関係
税理士受験生にとって、受験中は勉強だけしていればいいわけではないです。
仕事もありますし、恋愛、結婚、子供が生まれた後の生活と様々です。
男性であれば、
土日は子供と一緒に遊んであげたい
買い物にも行きたい
女性であれば
子供を見ながら家事もしなければいけない
子供が大きくなれば、学校行事にも参加しなければならない等
全てを遮断して勉強だけに専念するわけにはいかないので、子供との行事に折り合いをつけつつも勉強して合格を目指すことになります。
税理士試験3ヶ月前に子供が生まれる
僕の話です。
2年半前の5月に今の娘が生まれました。
ウチの奥さんが妊娠した時から予定日はある程度決まっていたのですが、それでも大変です。
奥さんとの家族会議の末、決めた結論は
「あと本試験まで3ヶ月なんだから、赤ちゃんは私に任せて、あなたは勉強に専念して!、そして必ず合格して!」
ということでした。
そのため、娘が生まれた後も浮ついた心を抑えつつ
平日は仕事終わり後、9時まで図書館で勉強
土日は朝9時から5時までの8時間を作ってもらいました。
娘とは限られた時間でしか一緒にいる事は出来ませんでしたが、それでも土日は一緒にお風呂に入るようにしていました。
そして、迎えた本試験。
相続税法の全国模試では大原、タックともA判定だったので合格レベルではあったのですが
「絶対合格しなければいけない」
という気負いなのか、プレッシャーなのか
計算では絶対やってはいけない相続人判定を間違えてしまい、芋づる式に失点してしまい敢え無く撃沈。
自己採点時点で合格していない事は分かっていたのですが、一縷の望みを繋いで
9月から12月は出来るだけ家族で過ごすように努めました。
子供とも過ごす時間が増えてきて、土日で奥さんが仕事の時は生後6ヶ月の娘を連れて公園まで2人で遊びに行くようになりました。
だいぶ生活リズムができた中で、迎えた合格発表。
、、、A判定。
正確には官報の速報で合格しているか、分かるので名前が載っていなかった時点で合格はなかったんですね。
再び受験生活
A判定後、翌年から再び受験生活へと逆戻りです。
ちなみに、奥さんには
「今年こそ絶対に合格するから」
と土下座し、罵詈雑言とため息を受けながらスタートしました。
8ヶ月から1歳3ヶ月を迎える娘とはまたすれ違いの生活です。
朝5時から起きて勉強し、
夕方は6時から9時までは勉強して、1週間の半分は会社に近い実家に帰らせてもらいました。
土日は、時間をずらして、6時から3時までの8時間に時間をずらして勉強し、夕方だけ家族の時間にあてました。
心の中では
「合格しなければ」
という思いと
「1歳の可愛い盛りに一緒にいれないのは後悔するのでは」
と葛藤は常にあったのですが、結局中途半端に勉強して育児を手伝うのは自分にも家族にも迷惑をかけると思い、勉強に集中しました。
家族の時間を大切にするなら「合格するしかない」と思ったわけですね。
そういった犠牲もあり、去年の12月には官報合格となりました。
わずか2年間ではあったのですが、受験生活と育児との二重生活に終わりを迎えたわけです。
まとめ
税理士受験生と子供の関係。
子供との時間を削ってまで勉強しないと合格出来ないとは思わないです。
むしろ年数は掛かっても子供との折り合いをつけながら合格を目指すべきかと。
あとは家族が増えれば家族のサポート無くして、合格の道はあり得ないです。
それは配偶者や子供、自分の父母に至るまで。
頼れる環境があるなら、どんどん頼りましょう。
それで合格できれば将来恩返しする時間は必ずありますので。
【編集後記】
二日続けて、重い話を。
ちなみに去年の今頃は、官報発表前でソワソワが止まりませんでした笑