こんにちは、おぎーです。
今回はそもそもなぜ税理士を目指そうと思ったのか?(人生の挫折が今の自分を形作る)について
自宅の庭にて
きっかけはお金の失敗
まず、プロフィールにも書いているのですが愛媛県今治市という所で男3人兄弟の末っ子として大事に育てられたのですが、問題行動(上2人はよく親が学校に呼び出されていた)もなく、大学卒業まで平凡に学生生活を送っていました。
大学卒業を機に東京の某広告代理店に営業職として就職したのですが、成果が出ないながらも仕事をこなしていたんですね。
ただ、私生活の方はどんどん荒れてきて、金遣いも荒くなっていきました。
大卒の初任給は20万ちょっとで、その当時住んでいたのが池袋近くだったのでワンルームで8万!ぐらいの所に住んでいたんですね。
給料の半分が家賃で飛んでいたので生活費が5万ぐらいと考えると自由に使えるお金は2、3万円。
仕事が終わった後、頻繁に飲み歩いているとそんなお金もすぐに底をついてしまいます。
お金がなくなった時にどうしたのか?
安易ですね。消費者金融に手を出してしまったのです。
最初は5万だけ借りて、次の給料で返すつもりだったのですが、必要な時にキャッシュカードで引き落としていたので月日が経つにつれ、借りる額も10万、20万、30万となり、気づけば100万ぐらいになっていたんですね。
そして、最終的にどうなったのか。
手取りの給料では返済できなくなったので、親に電話して
「母さん、悪いんだけど、お金かしてくれんかな?」
と言ったんですね。
翌日には愛媛から東京まで親が来て、全部話しました。
母さんは、泣きながら
「お願いだから借金は全部返して、仕事も辞めて一度実家に帰って来なさい」
と。
そこから、1週間ぐらいで、借金も仕事も住む家も全部整理して、逃げるように東京から帰って来たんですね。
帰ってから、両親は暖かく迎えてくれたのですが、長男だけは家に帰って来て開口一番
「なんだ、お前の目は。腐ってんのか。いいな一度だけやぞ」
と言って、思いっきり顔を平手打ち。
現役の高校体育教師なので痛いのなんの。
痛くて、恥ずかしくて、くやしくて、涙がボロボロ出ました。
その時にやっと、自分のやった事の重大さを自覚して
「お金ってホント怖いな」って思ったんですね。
お金の怖さを知ったから税理士を目指す
大学まで卒業させてもらって、数学や国語から経営学や経済学まで学ばせてもらったのに、お金については全然分かっていなかったのです。
お金って怖いなと思うと同時に、お金に支配される人生を送りたくないと思ったんです。
当たり前ですが、学校では「お金とは何か?」を教えてくれる授業はありません。
多くは社会人生活を通してなんとなく学んでいきます。
僕は社会人になって一度「お金」について失敗したので、
嫌いな「お金」について学ぼう
資格を取る事で「お金」に支配されない人生を送ろう
と思い、目指したのが税理士の資格です。
ちなみに、資格を取るまでに13年間掛かったのですが何度となく心が折れそうな時があります。
勉強面、受験面、精神面、お金に・仕事
全てに対して
「もう受験やめようかな」
と思うことがあります。
それでも折れずに、やりきれたのはこういった失敗のおかげです。
まとめ
税理士を目指すきっかけ。
僕の場合は失敗であり、挫折からのスタートでしたら。
ただ、自分の人生を切り取ると「お金の失敗」が人生におけるターニングポイントですし、今だからこそ話せる話です。
それが、税理士受験中も、官報合格後も自分を支えてきた「根幹」なので、大きな一歩を踏み出すきっかけになったかと思います。
【編集後記】
月曜日、朝から風邪気味で、仕事から帰ると倒れこむように寝込んでました汗
体調管理は必要ですね。