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税理士事務所における人材を育てる事の難しさ(引き継ぎ編)

投稿日:2017年11月14日 更新日:

こんにちは、税理士のおぎーです。

 

今回は、税理士事務所における人材を育てる事の難しさ(引き継ぎ編)

 

退社に当たっての新人への業務引き継ぎ

来年5月末日に現事務所の退社予定なので現在絶賛業務引き継ぎ中です。

 

退社後は、人を雇用して業務を拡大していく事を想定していないので

「これが最後の後輩かな?」

と思いながら、業務の引き継ぎをしています。

 

ただ、税理士事務所の業務の引き継ぎは一筋縄ではいかないです。

 

人の入れ替えの激しい税理士事務所では

多くの小規模ないし中規模の税理士事務所においては

「人を育てる」

という、環境・習慣がないです。

 

多くの場合、前担当者が退社1ヶ月前に新人が新しく入り担当先20社から30社を慌ただしく引き継いでいきます。

 

細かな事も聞く暇もなく、担当先の社長との顔合わせ。

システムのやり方の引き継ぎ。

各社の決算事項は引き継ぎノートや前年度の資料から。

事務所によっては取引先ごとの引き継ぎノートすらない場合もあります。

対する新人君は前担当者から引き継いだ後

各取引先ごとの申告書や決算仕訳から各社の特徴を掴んでいきます。

社長からは前担当者からの対応の違いから最初は怒られたりしながら新人君は学んでいき

業務に忙殺されながらも

会社のシステムに慣れ

担当先の社長に慣れて成長していきます。

 

その間、前担当者並みに仕事が出来るようにまで早い人で3ヶ月から6ヶ月。

普通は1年以上かかります。

 

ちなみに僕は1年以上かかりました。

 

比較的時間に余裕がある中での引き継ぎ

今回は、僕自身が来年5月末日に退社するのでどちらかといえば引き継ぎまでに時間がある中で新人君を教えることができます。

 

ちなみに新人君は

32歳男性

簿記論、財務諸表論合格済の大学院卒

前職では税理士事務所に2年間働いていたとの事

 

事務所経験者ではあるのですが、ひとりで担当先を回った事もなく、個別に担当先を持っていたわけではない(いわゆる入力補助)が業務の主だったので

 

監査業務から決算業務までの流れを理解しているのに苦労をしています。

 

たまに説明していて

「こんな事もわからないの?」

と思う事も多々あるのですが、自分のことを思い返してみると今の新人君と業務レベルは変わらなかったな

とも思います。

 

1から10まで手取り足取り教える事は難しいのですが、様々な事を日々の業務の中から学んでいって欲しいと思います。

 

前担当者からの決算書類から学ぶ

担当先から怒られながら成長する

というのは

「人の背中を見て育て」

といういかなも前時代的ですが、中小の税理士事務所の悪しき習慣ではあるのかなと思います。

 

だからこそ、半年ないし、1年は人材が育つ環境は必要なのかなと思う次第です。

 

 

まとめ

中小の税理士事務所の悪しき習慣としては

人材を育てる環境

は整っていないです。

 

多くは外部に委託する事もあるのですが、引き継ぎ等で業務が多忙であれば外部で学ぶ暇も無かったりします。

 

全くの新人が内勤から外回りまでできるようになるには6ヶ月から1年程度必要であり

可能な限り新人をフォローする環境というのは

今後も必要です。

 

【編集後記】

四国では雨。明日から寒くなるのでだいぶ秋、冬らしくなってきました^_^

 

 

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