こんにちは、税理士のおぎーです。
今回は税理士試験本番時の戦略について
娘と甥っ子(共に2歳)布団の上で遊ぶ
直前期ですので
税理士試験の本試験まで1ヶ月。
税法の方などはさすがに理論と計算の解く順番は定まっていると思いますがご参考までに。
税法合格年度の本試験の解き方。
◯法人税
理論→理論→計算
時間配分
最初10分、理論計算素読み、理論柱あげ
理論第1問20分
理論第2問20分
計算70分
◯消費税
理論→計算→理論
最初10分、理論計算素読み、理論柱あげ
理論第1問20分
計算70分
理論第2問20分
◯相続税
理論→理論→計算
最初10分、理論計算素読み、理論柱あげ
理論第1問20分
理論第2問20分
計算70分
税法科目によって解き方を少し変えています。
変わらないのは最初の10分
試験開始後直ぐには電卓叩いたり、理論を書き始めたりは絶対にしなかったです。
まずは理論の問題用紙のボリュームを見て、計算総合1問なのか、個別を含む2問構成なのかを確認しつつ、相続税で有れば宅地はいくつあるのか株は、贈与はいくつあるか確認してから
理論の柱あげに進んでいきます。
開始10分で全体を確認していくという事ですね。
これは税理士試験勉強開始時の簿記論から変わっていないです。
あとは税法によって特色があるので
理論→計算なのか
理論→計算→理論
なのかを変えていました。
税理士試験受験歴13年で気づいたこと
税理士試験5科目合格まで13年掛かったので決して優秀ではありません。
時には遠まわりしながら13年の税理士試験受験で気づいたこと。
『理論を制すれば本試験を制す』
です。
実は最後の合格科目の相続税は合格まで5年掛かりました。
そして複数年になるにつれて計算力ももちろん上がってくるのですが、
2時間総合問題でも計算を得点源としてきました。
理論30点、計算40点の70点で合格を目指すみたいな。
ただ、過去の結果がアルファベットだったものは、本試験本番でほぼ全て計算で何かしらミスをしています。
極めつけは合格年度の前年。
相続税の計算では絶対に間違ってはいけない相続人判定で間違ってしまい、芋づる式に減点。
結果A判定でまた来年。
もう税理士試験受けるの止めようかと思いましたが踏ん張って翌年。
計算は普段できていても本試験本番でミスはするものと思い、理論にとにかく力を入れました。
問題にもよりますが理論70分、計算50分でもいいぐらいに。
去年の直前期の全国模試以後も2時間では解き終わらない問題でも理論さえきちんと得点出来ていれば上位10%以内には常にいました。
本試験当日も理論を書き終えた時点で恐らく満点答案かなと思っていたのです、計算30点以上確保できればと確信していました。
ですので、本試験本番はいつもは焦りながら計算を解くのですが、精神的には余裕を持って解答出来たのではないかと思います。
自己採点ですが去年の相続税の得点
理論50点
計算38点
合計88点
でした。
出来過ぎですけど心に余裕を持って官報発表を迎えれるわけですね。
模試等でボーダーギリギリの人は残りの時間理論に時間をさければ合格ラインまで乗せることは可能だと思います。
まとめ
本試験では場当たり的な対応では、合格答案に持っていくのは難しかったりします。
事前に戦略を立てることで合格ラインをグッと手繰り寄せることができるかと思います。
【編集後記】
7月に税理士試験の勉強をしないというのは13年間なかったので変な感じです。
それでも7月もやる事沢山なので、ひとつづつ処理していきたいと思います^_^